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横山です

おかげさまで、外来初日を無事終えることが出来ました。

案の定いろんなものが不足で、
いろいろな方に物を取りに走っていただきました。
物の配置もいまいちきまらないので

あっちでごそごそ
こっちでドタバタ

まだエレガントな外来にはほど遠い状態です。
本格オープンの頃までには

100年前からここでやっていたような
安定感のある自然さになるよう頑張ります。

さて

ミニ講座3回目は
良くある出来物について述べたいと思います。


こんな奴

DSCN0532.jpg

触るとこりこりしています。
皮膚にくっついていますが、皮膚と一緒に動きます。

さらに良く触ると
すこし弾力があります。
コロンとしたさわりごごちです。

よーくみると
黒いちいさなおへそがついていることがあります。

これが皮膚に(正確には皮下)の出来物で一番よく見る奴です

粉瘤(ふんりゅう)
といいます。

かっこよく言うと
表皮のう腫、または上皮のう腫

簡単に言うとニキビの親玉みたいな奴です
よく脂肪のかたまりと言われたりしますが、脂肪ではなくて
皮下に表皮の袋が出来て、そこに角質(あか)が溜まります。
原因は様々です。

だから あえて言えば 

垢の固まりです

たまに
黒いおへその部分から白い粥状のものが出てきたりします。

中身が出ると袋がしぼむので小さくなったような気がしますが、
袋は無くならないのでまた出てきます。

中身が出ないときはひたすら大きくなります。
大体は数㎝で炎症を起こしますが、物持ちのいい方はかなり大きく育つこともあります。

いままで診た最大の方は直径20㎝ありました。

40年くらい育てたそうです。

普通はある程度大きくなると刺激で袋に穴が開いて炎症が起こったり、
ばい菌が入って化膿したりします。

普通はこの状態で病院にいらっしゃいます。

DSCN0478.jpg

痛みは炎症が起きると出てくるので、こうなるまで気づかない方が多いです

この状態では、炎症を抑えるために
切開して中の角質や溜まった内容物を掻き出します。
薬をつけて収まるのを待ちます。

運がよければ、それで収まります。
壁が残っているときは、また出てきます。

なので収まってもしばらく様子をみて
再発があれば、炎症が起こらないうちに袋ごと取ってしまいます。

でも

本当は炎症が起こる前の一番上の写真の時点で来ていただきたいのです。

なぜなら

炎症が起こっていない粉瘤は
簡単に周囲の組織とはがれるので
小さいキズですむからです。
しかも手術時間も短くてすみます。
キズの治りも早いです

歯医者さんの処置より楽ちんです。
つるんととれた粉瘤は真珠のようです(いいすぎ)

炎症が起きた後は
癒着していたり、出血が多めだったり
処置も面倒だと
いいことがありません。

何事も早期発見早期治療です。

怪しい皮膚のしこりを見つけたらまず受診
よろしくお願いいたします。

ただし
おっぱいのしこりはまず乳腺外科にどうぞ。
最強のチーム乳腺がお待ちしています。

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2010.05.25 / Top↑

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