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昼間こそまだ暑いものの、夜は窓を開けて寝ると肌寒い時期になりました。
外来は壁のボード貼り中で部屋らしくなってきました。
形成外科の診察室は窓が2つあって明るいのが自慢です。

お日様もすっかり低くなり、病院の周りも夏の蝉から草むらの虫の声になりました。
涼しくなって、走ったりしたくなるのか、
最近増えてきたのか


こけて擦り傷


大昔の子供はつばつけて終了でしたが、

最近はそうもいきません。
子供はだいたい傷の治りが良いのですが

早く、出来るだけ目立たないよう治すのはちょっと知恵が要ります。


昔は消毒して軟膏塗ったガーゼでした。

しかし、消毒は擦り傷ややけどにはあまり効果がないどころか
傷ついた組織には良くないことが分かってきました。

またガーゼは風通しが良いので、「つゆ」が良く出る最初のうちはいいのですが、
乾燥しすぎるのが傷によくないことも分かってきました。

そこで出てきたのは


湿潤療法です。


人体は殆どが、水分です。皮膚は外界とを隔てる壁です。
それに穴が空くと、水分が出てきます。

出っぱなしだと干からびてしまいますから、かさぶたが出来てふさぎます。

かさぶたを無理矢理はがしたことがある人は分かると思いますが、
その下はじくじくしています。

このじくじくの中に傷を治すのに必要なものが多く含まれています。

かさぶたが出来る前にかさぶたの様なものでふたをすれば傷の治りが早いというのが
湿潤療法の理屈です。

具体的には
傷を水道水でキレイに洗います。
その後に傷が乾かないように処置します。

処置には

アルギン酸製剤、キチン製剤、 ハイドロコロイドなどいろいろなものが売り出されています。
原理は殆ど同じです。

傷の初期には「つゆ」が多く出るので、水分を吸収する能力が大きいものが有効です。
傷が小さかったり、つゆが出るのが少なくなった時期は水分で適度に溶けるものが有効です。

時期によって使い分けるのがベストですが、どれも高価なので傷の経過を予想して使い分けます。
このあたりが腕の見せ所です。

一般には「傷パワーパッド」などの名前で売っています。
小さいものはこれでも十分です。

この考え方は、けがだけではなく、
やけど、床ずれや手術の傷の管理にも使います。

形成外科が傷をキレイに治す手段の一つです。

一つといったのは、使う手段はこれだけではないからです。

いろいろな手段を駆使して傷をキレイに治す。

これが形成外科の仕事の基本です。

他の手段は?って

それは次回のココロだー(まだまだ続く)
2010.09.14 / Top↑
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