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なんのこっちゃとお思いでしょう。

IOPBSは国際オンコプラスティック乳房外科学会
ASBPRSはアジア乳房形成外科学会

の略です。

要は世界中の乳房再建に携わる医者の会合です。

乳房再建手術は私が形成外科の門を叩いた20年前からありました。

当時はTRAMというおへその周りの皮膚と皮下脂肪をおなかの筋肉と一緒に胸に移動する方法が主流でした。
私が専門医になって、再建携わる様になっても基本は変わりませんでした。

全部自分の組織で、しかも大量に一度に移動できる上におなかもすっきりという手術ですが

一日がかりの大手術で、しかも術後の安静期間も長く余裕がないと出来ない手術でした。

時間とともに筋肉の量や血流を保つ工夫がなされかなり洗練されましたが
まだ大手術で、スタッフの充実した大病院でしか出来ない手術でした。

キズが目立ちやすい東洋人にはおなかを大きく縦断するキズが目立つことも欠点の一つです。


乳癌手術の方も変化してきました。
有効な化学療法が出来たおかげで、術前に腫瘍を小さくしてそれだけをとる
乳房温存手術や、乳輪乳頭温存手術が行われるようになり、
手術で生じる欠損が小さくなりました。

そのため他には見えるところにキズを作らず、かつ移動がおなかよりは簡単な、
背中の筋肉を使う手術も有効な選択枝となってきました。

最近の再建手術で最も劇的に変化したのが

人工乳腺です。

人工乳腺とはシリコンインプラントのことです。

シリコンインプラントは昔から豊胸術に使われていました。
そのせいでイメージも何となくよくありません。

周囲を包むカプセル拘縮のために形がいびつになるとか
劣化してシリコンがもれるとか
検診の時に困るとか。

しかし最近は最初から自然な乳房の形をしたインプラントが開発され
しかもジェルの漏出やカプセル拘縮の起こりにくいものになりました。
手術で摘出した乳腺の代わりにこれを入れることによって

時間や組織の犠牲の少ない再建が出来るようになりました。

皮弁法という従来の手術しか行ってこなかったので
初めて見たときはびっくりしました。
目から鱗とはまさにこのことでした。

インプラントを入れて皮膚を寄せると

その瞬間に

立派なおっぱいのできあがりです。
しかも人によってはその日のうちに帰れます。

今回はその手術のお勉強でした。
画期的な手術ですが、この2-3年で普及した術式なので
いろいろ意見を出し合って知識を深め
各々の診療に役立てます。

しかも3日間英語。
スピードラーニングより強烈な英語漬け

殆どがネイティブではないので、聞き流せません。
ものすごく疲れましたが
とてもためになりました。

IMG_0236.jpg

会場近くのイルミネーション。

夜は疲れて爆睡です。


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2010.12.08 / Top↑
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